自分の歯がよみがえるインプラント

1.こんな覚えがありませんか。

「歯が抜けたところをブリッジにしたら、支えの歯が耐え切れず折れてしまった」
「ブリッジの歯の無いところの下に物がよく詰まって気持ち悪い」
「歯があまり残ってないので入れ歯しか無いと言われたが、入れ歯は気持ち悪い」
「入れ歯を使っているが、臭くなるし外れるし噛めないし物が挟まる」
「ブリッジをお願いしたが、元気な歯が細くなるまで削られてしまった」
 従来歯を失ったところを補う治療は、入れ歯かブリッジが通常でした。これらの方法は長い間多くの人に健康をつくってきた治療法です。当然長年のノウハウの蓄積があり、治療法として確立されているものです。しかし、これらの方法には上記のような欠点があることに皆さんはお気づきでしょうか?実は、上のような困ったことは非常によくあることなのです。 もう一度、まとめて見ましょう。

ブリッジ:抜けた歯にかかるはずの力が支えの歯にかかるので、支えの歯の負担が重い。
抜けたところは歯茎との間に隙間が出来やすく、物が詰まりやすい。
支えの歯を大なり小なり削る必要がある。

入れ歯:違和感が比較的強く、気持ち悪いことが多い。
負担出来る力があまり強くない、噛みづらい事がよくある。
プラスチック部分が汚れがつきやすく、臭くなりやすい。
動いたり、はずれ易かったりする事がよくある
歯茎との間に物が挟まりやすい。

 「歯がなくなったのは自分が悪いんだから、我慢しなくちゃいけない」んでしょうか?
 「何かもっといい方法はないんだろうか?」と思ったことはありませんか?

 
2.インプラントとは?

implant.jpg インプラントとは、顎骨の中に直接金属製(チタン)の人工の歯根を埋め込んで歯を作る治療法です。
「げげっ!骨の中に埋め込むのか!痛そうだ!」
「そんなもん、体の中に埋め込んで大丈夫なのだろうか」
大丈夫です!埋め込みは麻酔下で行いますので痛みはありません。
チタンという金属は非常に体となじみが良く、骨とも良くなじみ(オッセオインテグレーションといいます)、しっかり骨の中で固定され、噛む力に十分耐えられるのです。

「インプラントにしてもらったら、自然な感じでまるで自分の歯みたいなんですよ」
「普通の歯と同じように歯磨きすればいいので楽です〜」
「抜いたところの隣の歯を削らずにすんだので安心しました」

 インプラントの利点は次の5つがあげられます。

1.自分の歯と同じようにしっかり噛める
2.取り外しの必要がない 臭くなりにくい
3.歯磨きは自分の歯と同じように出来る。物も詰まりにくい
4.隣の歯を削る必要がない、さらに隣の歯に負担をかけない
5.自分の歯と同じような色や形に仕上げることが出来る

3.医療法人みやび歯科医院がインプラントをお勧めしている理由

 大学を卒業して10年程口腔外科の医局に所属していました。口腔外科の最初の7年ほどの頃はインプラントといえば、除去の依頼症例が多く、悲惨な症例ばかり目のあたりにしていました。「インプラントって、やるもんじゃないな〜」と本気で思っていました。というわけで、開業医で診療の時は義歯とブリッジを頑張っていました。しかし、義歯にはいろいろ問題が多く、それ以前に「こんなもの自分では入れたくないな〜」と思っていましたし、ブリッジも初めはいいのですが、支えの歯のトラブルが多く、「ホントにこんなことしか出来ないんだろうか?他にいい方法はないんだろうか?」と、いつも思っていました。
 その頃に出会ったのが「オッセオインテグレーションインプラント」です。それ以前に日本でやられていたインプラントと違い、非常に高い臨床成績を示すものでした。「ホントなんだろうか?」半信半疑で、いろいろ勉強に出かけました。その結果、「これはいける!すごい!すばらしい!」と強く感じました。しかし、大学病院では顎関節外来が忙しく、インプラントを積極的に出来る環境にありませんでした。「開業したらインプラントをしっかりやりたい!」と思っていました。
 平成8年に開業した際、すぐにインプラントのシステムを導入しました。本来歯科口腔外科専門医なので外科手術はスムーズに出来ました。しかし、そのときに強く感じたことは「インプラントは総合的歯科治療の有効なオプションの1つに過ぎない!基本的な歯周治療や補綴治療の修行が大事だ。」という事です。これをライフワークにして様々な自己研鑽をすることは自分を成長させ、その上患者さんには、一ヶ所で全ての治療ができるメリットになると思い、日々インプラントの臨床に頑張っています。

4.インプラント診療の流れ

電子メール相談後、初診診療予約を行う。
           ↓
初診時に一般検査(歯周病及びムシ歯)を行います。(保険適用)
           ↓
お近くのCTのある放射線科にてインプラントを入れる部位の顎の骨の検査をします。このCTスキャンのデータをコンピューター上で立体画像とし、骨の詳しい厚みや、高さ、形状を見て、最適な形状のインプラントを選択します。
※全身的にインプラント治療に支障のある病気をもっている方や口腔内が非常によごれている方は、すぐにインプラント治療がうけられないことがあります。
           ↓                                
インプラントは抜歯をしたときと同程度の麻酔薬をその部分のみに注射して約60分程度の手術で終わります。
imp_01.jpg1本の場合 約30分
2本の場合 約45分
3本の場合 約60分
それ以上は1〜2時間かかります。
1本だいたい25分程度とお考え下さい。
           ↓                                 
術中は、麻酔が効いているためほとんど痛みを感じません。
           ↓
術後、麻酔がさめてからは、痛み止めと抗生物質の薬を飲んでいただくため、軽い痛みで過ごせます。
           ↓
翌日かその次の日に傷口の消毒を行います。(15分程度で終わります。)
           ↓
抜糸までの間は、うがい薬、抗生物質の内服で傷口の回復を待ちます。
           ↓                                   
7〜10日後に抜糸し、傷口の確認と薬を塗り、インプラント埋入部位のハブラシ指導をして、常にきれいな状態に保ちます。(30分程度で終わります。)
           ↓                                  
imp_02.jpg月に1回のブラッシングのチェック、問題がないかを確認して、骨に問題ない場合は2ヵ月待ちます。(SLAインプラントでは最短6週間が可能ですが、余裕をもって2ヵ月としています。ただし、骨の質が悪い方や骨の増多術を施した方は3〜6ヵ月待って頂きます。)この間は、まだ歯の頭がない状態なので物を噛むことはできません。1本欠損などの前歯の場合は隣りの歯にボンドで仮の歯を入れておきますので見た目の問題はありません。以前より義歯を装着している方は義歯の下にインプラントが入りますのでいままでと同じように使用できます。
           ↓
この間は、インプラント埋入部位には、強い力がかからないようにしなければならず、食物があたらないように注意します。
           ↓
imp_03.jpg2ヵ月経過すると顎の骨とインプラントが強固に固定されて、歯の頭をつけれるようになります。
           ↓







imp_04.jpg歯型をとって、次のアポイントで、歯の頭がついて噛めるようになります。(約2週間で完成となります。)
           ↓






メインテナンスとして通院終了後も定期検診にきていただきます。(最低3〜4ヶ月に一回のペースで)
[図:ノーベルバイオケアジャパン提供]